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令和の若者とやら

使い古された言葉で、

 

「今どきの若者は……」

 

というセリフがあります。

 

自分たちの若者時代との差異を一言で表している、あきらめや嘆息やなんやかんやが入っている、非常に便利で、多様されている言葉かもしれません。

 

自分自身が若いころは、この言葉を年配者から使われていた可能性は、大いにあります。

ええ、大いにあります、というか、バカ野郎と思われていたに違いない若者でした。

 

 

さて、わたくしが経営する「日本ミャンマー支援機構株式会社」では、様々な人材を雇用してきた結果、経験者と未経験者を混ぜたチーム編成が会社経営として最適だ、という一つの答えを見出し始めました。

 

人材というのは、実に実に多様です。

 

採用時はあまり(というか全然)期待していなかった方が戦力になったり、採用時にすごく期待していた方が戦力にならなかったり、いろいろです。

 

 

わたくしの会社では、年に何人か、出勤1日で退社する方がいます。

 

その際に、「私がいると皆様にご迷惑がかかるから辞めます」という方もいれば、

 

「今どきの若者は、という話をされているのを聞いて、精神的に傷つきました」

 

などとのたまう若者もいます。

 

話の顛末は、コロナ禍を通じて、コミュニケーションが不得手の方が増えつつあり、チームリーダーがどのように若者を束ねていくか、という課題を別のスタッフと話し合っていたのを、その1日退職の若者が聞いていて傷ついた、ということらしいです。

 

わたくしはこれまでいた会社の経験から、上司が別室にこもっている会社の事務所レイアウトが好きではなく、どんなメンバーもできるだけ同じフロアにいて、みんなが何をしているかをお互いが把握しておいた方がよいという考えがあるので、スタッフはわたくしが何を話しているか、はだいたい分かると思います。もちろん個々人で話し合わねばならない内容は個室に行きますが……。

 

 

で、今どきの若者というセリフに対し、精神的に傷ついたと。

 

 

この出来事を、課題を話し合っていたチームリーダーに言いますと、

「ていうか、あーたが日本の若者代表って表現されてもね!」

 

で終わりました。

 

 

別のスタッフに聞きました。

 

「みやまさん、分からないこと、できないことは努力してできるまでやるっていう、みやまさんの考え方が、昭和なんですよ」

 

わたくしは言い返しました。

「だから、できない仕事は1日で辞めると、そーいうことか? それが令和か!?」

 

 

別の、とてもよくしてくださる顧客の社長さん(女性)に聞きました。

「1日で辞めるって、それ、からかいですわ。ちょっと職場を物色したいだけですわ。社会見学ですわ。ありえへんって話ですよ」

 

「でも、わたくしの職場ではあり得るんですが……」

 

 

当社社長(夫)に聞きました。

「昔はね、あーた、スタッフに対して『返事はハイ!って一回言えばいい。はい、はいって連続するな』とか、のんびり対応するスタッフに対して『あなたが今全然結果を出していない仕事内容が結果になることで、皆さんの給与が出てる』とか言っていたじゃない。それはともかく、あーたの場所でそのスタッフは学びがないんだよ。だから1日で辞めるわけ」

 

「……」

 

 

職場とマッチする人材を選ぶのは、面接だけでは分かりません。とにかく、働いてもらうしかない。

 

経営者も反省と改善を繰り返し、チームが最高のパフォーマンスをするよう

チーム人員配置と業務分担について、毎日考えつくして、実践していくしかありません。

 

1日で辞める方もいれば、長く続けたいとおっしゃる方もいます。

 

経営者のpdcaは続きます……。明日こそは、今日よりよいチームパフォーマンスができるようにと、働いて、試して、スタッフさんと喜びを分かち合って、という日々は続きます。

 

(2022年10月14日 みやまさえこ)